2009-2010シリーズの最終回、すみだトリフォニーに行ってきました。
新日本フィルハーモニー交響楽団 第465回定期演奏会 日時:2010年7月30日(金)19:15開演 場所:すみだトリフォニー大ホール 指揮:クリスティアン・アルミンク ヴァイオリン:パトリツィア・コパチンスカヤ ツィンバロン:斉藤 浩 演奏曲目: リゲティ / ヴァイオリン協奏曲 (1992) ヴェレッシュ / 哀歌〜バルトークの思い出に (1945) *日本初演 コダーイ / 組曲「ハーリ・ヤーノシュ」
3曲とも、ハンガリーの作曲家による作品。
バルトークと同じ時代のコダーイ (1882-1967)。
コダーイに師事し、バルトークからピアノを学んだヴェレッシュ (1907-1992)。
ヴェレッシュに師事したリゲティ (1923-2006)。
とても素敵なプログラム。
現代から時代をさかのぼっていく感じ。
短めの曲が3曲だったので、バルトークの小品をサクっともう1曲追加してもよかったかも。
圧巻だったのは、コパチンスカヤのリゲティ。
アルミンクが「アニマル」と評していたのが理解できた。
まさしく「アニマル浜口」「小動物」のようにちょこまかと。裸足だし。
音色は、ちょっと暗めの全体的に渋いイメージ。ただ暗いだけでなく音色の引き出しはたくさん持っている気がしました。
ちなみに、ソリストアンコールは2曲。
バリバリの現代音楽で攻めてきました。
リゲティ / バラードとダンス (1950) ホルヒェ・サンチェス=チョング / クリン (1996)
リゲティは、コンマスの西江さんとのデュエットで。
西江さんのちょっと明るめの音とのコントラストが面白く、効果的に掛け合いなども響いていました。
2曲目は、「SANCHEZ-CHIONG, Jorge (*1969) / Der Komponist über sein “Crin” für Sologeige (1996-97)」ということまでは、コパチンスカヤのオフィシャルページのレパートリーのリストから判明。
作曲者のページの作品リストから、コパチンスカヤからの委嘱作品であることが判明。