新日本フィルハーモニー交響楽団 第466回定期演奏会

2010-2011シーズンは、サントリーホールシリーズのみの席を購入してみた。トリフォニーシリーズにも魅力的なプログラムが多いのだが、いくぶん自宅から遠いのと、両方購入するとお財布が寂しくなりすぎるので自重してみた。

ということで、私にとっては今シーズン最初の新日本フィルの演奏会。


新日本フィルハーモニー交響楽団 第466回定期演奏会
日時:2010年9月2日(木)19:15開演
場所:サントリーホール
指揮:クリスティアン・アルミンク
ソプラノ:カリーネ・ババジャニアン
バリトン:トーマス・モール
演奏曲目:
 ブルックナー / 4つの管弦楽小品
 望月 京 / ニグレド(世界初演)
 ツェムリンスキー / 叙情交響曲

ブルックナーは交響曲は有名だが、その他の作品は一気に知名度が落ちる。この曲もそのような曲の1つ。
私も初耳の曲。
「序曲ト短調」という曲を学生時代に取り上げた(乗り番ではなく、棒だった)ことあるのだが、解説中にこの曲がサラッと出てきて、ちょっと笑がこぼれてしまった。
ブルックナーらしさ、というよりは、ドイツ系クラシックを勉強したついでに完成した、、、という印象をうけた。

2曲目の「ニグレド」は、当初2009年のシリーズで演奏が予定されていた、新日本フィルの委嘱作品。予定がずれた理由については、特にプログラムにも明記されていなかったが、待望の、といったところでしょうか。


ニグレド:魂の最大の絶望状態
(カール・ユング:Carl G. Jung, 1875-1961)

曲は、多くの打楽器が使われていて、視覚的にもいろいろ楽しめた、かな。

ツェムリンスキーの作品は、完全にマーラーの交響曲「大地の歌」を意識した作品。
大地の歌は6楽章から成るが、この曲は7曲から。
奇数楽章をバリトン、偶数楽章をソプラノが交互に歌う。

今回の演奏会は、聴衆もレベルが高く、ツェムリンスキー終演後のしばらくの静寂が、とても心地良かった。

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